看護学校に合格した後は、まず入学手続きの期限を確認し、入学金などの納入と必要書類の提出を行います。手続きの内容や締切は学校・入試区分によって異なるため、合格通知と一緒に届く「入学手続要項」を基準に進めてください。
看護学校の合格後に行う主な入学手続き
合格後の手続きは、主に「入学の意思表示」「学費の納入」「書類の提出」「入学前の準備」の4つに分かれます。
- 合格通知と入学手続要項を確認する
- 入学金などを期限までに納入する
- 入学に必要な書類を提出する
- 入学式やオリエンテーションの日程を確認する
- 制服・教科書・実習用品などを準備する
すべての学校で同じ書類や費用が必要になるわけではありません。合格通知に記載された期限や提出方法を優先してください。
最初に確認することは入学手続きの締切
合格通知を受け取ったら、最初に入学手続きの締切日、提出先、納入方法を確認します。締切を過ぎると、入学の意思がないものとして扱われる可能性があるため注意が必要です。
確認する項目は次のとおりです。
- 入学手続きの締切日時
- 書類の必着日か消印有効日か
- 入学金などの納入期限
- 振込先や支払い方法
- 郵送する書類と窓口へ提出する書類
- 提出書類の様式や記入方法
- 延納や分納の制度があるか
「合格したから入学できる」と考えて、手続きを後回しにするのは避けましょう。特に、入学金の納入と書類の提出は別々の期限が設定されている場合があります。
入学金や授業料などの費用を納入する
合格後は、指定された期限までに入学金を納入します。学校によっては、入学金に加えて授業料、施設設備費、実習費などの一部を同時に支払う場合もあります。
合格通知や募集要項で、次の費用を確認してください。
- 入学金
- 授業料
- 施設設備費
- 実習費
- 教材費や教科書代
- 制服・実習着・靴などの費用
- 学生保険や健康診断に関する費用
募集要項に記載された金額が、1年間の総額とは限りません。合格後すぐに支払う費用と、入学後に支払う費用を分けて確認しましょう。
支払い後は控えを保管する
銀行振込やインターネットバンキングなどで支払った場合は、振込明細や受付完了画面を保存します。学校から提出を求められることがあるほか、支払い状況を確認する際にも役立ちます。
振込名義が受験生本人でない場合や、振込用紙を使う場合は、学校が指定する方法に従ってください。金額や振込先に不明点があるときは、振り込む前に学校へ確認します。
合格後に提出することがある書類
提出書類は学校によって異なりますが、次のような書類が求められることがあります。実際に必要なものは、合格通知や入学手続要項で確認してください。
| 書類の例 | 確認するポイント |
|---|---|
| 入学誓約書・入学承諾書 | 本人や保証人の署名・押印が必要か |
| 住民票などの証明書 | 本籍、続柄、マイナンバーの記載が必要か |
| 卒業証明書・卒業見込証明書 | 卒業後に正式な証明書の提出が必要か |
| 写真 | サイズ、枚数、撮影時期の指定があるか |
| 健康診断書 | 指定項目や指定医療機関があるか |
| 保証人に関する書類 | 保証人の条件や署名が必要か |
| 個人情報や緊急連絡先の書類 | 提出方法や記入欄に漏れがないか |
証明書には発行から一定期間以内という条件が付く場合があります。早めに準備する一方で、取得時期の指定がある書類は、必要な時期を確認してから発行を申請してください。
卒業見込みで合格した場合に注意すること
高校や大学などを卒業見込みとして受験した場合、入学前に卒業を証明する書類の提出が必要になることがあります。卒業できなかった場合の扱いも学校ごとに異なるため、合格通知の条件を確認してください。
「卒業証明書」と「卒業見込証明書」は別の書類です。すでに卒業している人は卒業証明書、これから卒業する人は卒業見込証明書を求められることが一般的ですが、学校の指定を優先します。
健康診断や予防接種の確認も必要
看護学校では、授業や実習に備えて健康診断書の提出、予防接種歴の確認、抗体検査などが必要になる場合があります。ただし、必要な検査項目や提出時期は学校によって異なります。
案内に次のような記載がないか確認してください。
- 健康診断書の指定項目
- 胸部エックス線検査などの検査項目
- 麻しん・風しん・水痘などの予防接種歴
- 抗体検査の結果
- 指定医療機関の有無
- 健康診断書の提出期限
母子健康手帳や予防接種済証などに記録が残っている場合は、必要な情報を確認できます。記録が見つからないときは、再接種や検査が必要とは限らないため、自己判断せず学校の案内に従ってください。
入学前に準備するもの
入学手続きが完了した後は、学校から案内される教材や実習用品を準備します。購入時期や購入先が指定されることもあるため、先に自分で買いそろえないほうがよいものもあります。
準備する可能性があるものは次のとおりです。
- 教科書・参考書
- 白衣や実習着
- ナースシューズなどの実習用の靴
- 聴診器や血圧計などの教材
- 通学用の学生証や定期券
- ノートパソコンなどの学習機器
必要な物品は学科や学校によって異なります。入学前説明会やオリエンテーションで説明される場合は、その案内を聞いてから購入すると重複を避けられます。
奨学金や入学金の支援制度を利用する場合
奨学金や授業料の支援制度を利用する場合は、入学手続きと別に申請が必要なことがあります。合格後に申し込める制度だけでなく、入学後に申請する制度もあるため、募集時期と対象者を確認してください。
確認する窓口の例は、次のとおりです。
- 看護学校の事務室や学生支援窓口
- 都道府県や市区町村の担当窓口
- 修学資金制度の実施機関
- 日本学生支援機構などの奨学金窓口
- 勤務予定の医療機関が設ける奨学金の窓口
奨学金には、卒業後の勤務先や勤務期間などの条件が付く場合があります。返済の有無や免除条件も制度ごとに違うため、金額だけで判断せず、申込条件と返還条件まで確認しましょう。
入学手続きで迷ったときの確認手順
不明点がある場合は、合格通知に記載された学校の窓口へ、期限に余裕を持って問い合わせます。インターネット上の一般的な情報よりも、合格した学校から届いた案内が優先されます。
- 合格通知と入学手続要項を手元に用意する
- 分からない項目に印を付ける
- 「提出期限」「必要書類」「納入金額」「提出方法」を整理する
- 学校の入試担当や事務室へ問い合わせる
- 回答内容と担当者名、問い合わせ日を記録する
問い合わせるときは、「入学金を支払えば手続きは完了ですか」「卒業証明書はいつ提出しますか」のように、確認したい内容を具体的に伝えると行き違いを防げます。
看護学校の合格後に行うことのチェックリスト
最後に、次の項目を順番に確認すると手続きを進めやすくなります。
- 入学手続きの締切をカレンダーに記入した
- 入学金などの納入額と期限を確認した
- 振込先と支払い方法を確認した
- 必要書類と取得にかかる日数を確認した
- 書類の記入漏れや署名漏れを確認した
- 提出方法が郵送か窓口提出かを確認した
- 提出後の控えや振込明細を保管した
- 健康診断や予防接種に関する案内を確認した
- 入学前説明会、入学式、オリエンテーションの日程を確認した
- 奨学金や支援制度の申請期限を確認した
看護学校の合格後は、合格通知にある期限までに、入学金などの納入と指定書類の提出を済ませることが基本です。まずは入学手続要項を確認し、分からない点や期限に間に合わない可能性がある場合は、学校へ早めに問い合わせてください。







