看護学校の入試勉強は、できれば受験する1年前、遅くとも6か月前から始めるのが目安です。ただし、入試科目や選抜方法は学校によって異なるため、まず志望校の募集要項を確認してください。国語・数学・英語などの基礎に不安がある場合は、1年以上前から始めると無理のない計画を立てやすくなります。
看護学校の入試勉強はいつから始めるべきか
一般選抜を受けるなら、受験年度の春ごろから始めるのが一つの目安です。入試まで約1年あれば、基礎固め、問題演習、過去問対策の順に進めやすくなります。
高校生なら高校3年生になる前後、社会人や既卒者なら受験を決めた時点から始めるとよいでしょう。6か月前からでも対策は可能ですが、勉強時間を確保しにくい人や、苦手科目がある人は早めの開始が安心です。
| 勉強を始める時期 | 向いている進め方 |
|---|---|
| 1年以上前 | 苦手科目の克服や基礎からじっくり進める |
| 6か月前 | 入試科目を絞り、基礎固めと問題演習を並行する |
| 3か月前 | 出題範囲を確認し、頻出分野と過去問を優先する |
| 1か月前 | 過去問、面接、小論文など本番形式の対策を中心にする |
最初に確認すること
勉強を始める前に、志望校の募集要項で「試験科目」「試験日」「選抜区分」「面接や小論文の有無」を確認します。看護学校によって、必要な科目や配点、出願条件が異なるためです。
特に、同じ学校でも一般選抜、推薦選抜、社会人選抜などで試験内容が変わる場合があります。次の項目を紙やメモに整理すると、勉強の優先順位を決めやすくなります。
- 筆記試験の科目と出題範囲
- 面接、小論文、作文の有無
- 出願期間と試験日
- 過去問を入手できるか
- 調査書や推薦書などの提出書類
募集要項がまだ公開されていない場合は、前年の募集要項を参考にしつつ、正式な内容は志望校が公開する最新の募集要項で確認してください。前年と同じ内容になるとは限りません。
受験1年前から始める場合の勉強計画
1年前から始めるなら、前半は基礎固め、後半は入試問題への対応に重点を置きます。最初から過去問だけを解くより、苦手分野を把握してから順番に対策するほうが効率的です。
受験12〜9か月前:入試科目と現在の実力を確認する
志望校の入試科目を確認し、問題集や模試などで現在の実力を調べます。点数だけでなく、計算、読解、文法など、どの分野で間違えているかも記録しましょう。
この時期は、数学なら計算や方程式、英語なら単語や文法、国語なら文章読解など、中学・高校の基礎を優先します。基礎問題を解けないまま難しい問題に進むと、勉強に時間がかかることがあります。
受験8〜5か月前:基礎問題を繰り返す
入試に必要な範囲を一通り学び、間違えた問題を解き直します。正解した問題でも、たまたま当たった場合は解説を確認し、解き方を説明できる状態を目指します。
毎日長時間勉強できない場合は、平日は短時間でも継続し、休日にまとまった演習時間を取る方法があります。大切なのは、勉強時間の長さだけでなく、間違いを放置しないことです。
受験4〜2か月前:過去問と類題に取り組む
基礎が固まったら、志望校の過去問を使って出題形式や時間配分を確認します。点数が低くても、最初は現在地を知るための材料として使い、間違えた分野を問題集に戻って復習します。
複数の学校を受験する場合は、学校ごとに科目や問題の傾向を整理してください。共通する科目を先に勉強し、学校ごとに異なる対策は試験日が近い順に進めると計画を立てやすくなります。
受験1か月前:本番を想定して仕上げる
本番と同じ時間で過去問を解き、時間内に終えられるかを確認します。新しい問題集を次々に増やすより、これまで間違えた問題や、覚えきれていない知識の確認を優先しましょう。
面接や小論文がある場合は、筆記試験だけでなく、志望理由や看護師を目指す理由を自分の言葉で説明できるように準備します。丸暗記した回答ではなく、実際の経験や考えをもとに話すことが大切です。
推薦選抜や社会人選抜はいつから準備するか
推薦選抜や社会人選抜を受ける場合は、筆記試験だけでなく、面接や小論文、出願書類の準備も必要になるため、出願の半年以上前から準備を始めると進めやすいです。
推薦選抜では、学校の成績や出願条件が定められている場合があります。社会人選抜でも、職歴や資格、年齢などの条件が学校ごとに異なるため、最初に自分が出願できるかを確認してください。
面接対策では、次の内容を整理しておくと質問に答えやすくなります。
- 看護師を目指した理由
- その看護学校を選んだ理由
- これまでの経験を看護にどう生かしたいか
- 入学後にどのように学びたいか
- 将来どのような看護師になりたいか
勉強開始が遅れた場合の優先順位
入試まで3か月以内でも、すべてを完璧にしようとせず、志望校の試験科目と配点を確認して優先順位をつければ対策できます。
- 募集要項で試験科目と出題範囲を確認する
- 過去問を解いて、苦手分野を把握する
- 配点が高い科目や頻出分野から勉強する
- 基礎問題を解き、間違えた問題を繰り返す
- 過去問を時間内に解く練習をする
- 面接や小論文がある場合は、筆記と並行して準備する
ただし、配点や出題傾向が公開されていない場合に、特定の分野が必ず多く出ると決めつけることはできません。過去問だけに頼らず、募集要項に記載された試験範囲を基準に学習してください。
毎日の勉強時間はどのくらい必要か
必要な勉強時間は、入試までの期間、現在の学力、試験科目数によって変わります。何時間勉強すれば合格できるという一律の基準はないため、まずは継続できる時間から始めましょう。
例えば、平日に1時間、休日に3時間勉強する場合、1週間では1時間×5日+3時間×2日=11時間です。これはあくまで計算例であり、実際に必要な時間は人によって異なります。
勉強時間だけで判断せず、次の状態になっているかを確認してください。
- 入試科目の基礎問題を解ける
- 間違えた理由を説明できる
- 過去問を試験時間内に解ける
- 面接で志望理由を自分の言葉で話せる
- 出願書類や提出期限を確認できている
看護学校の入試勉強を始めるときの結論
看護学校の入試勉強は、理想は受験の1年前、遅くとも6か月前から始めるのが目安です。苦手科目がある人や、面接・小論文も受ける人は、さらに早く準備すると余裕を持ちやすくなります。
最初に行うことは、志望校の募集要項で試験科目、選抜方法、試験日を確認することです。その内容をもとに、基礎固め、過去問、面接・小論文の順ではなく、必要な対策を並行して進めてください。







