看護学校の入試願書はどう書けばいい?

看護学校の入試願書はどう書けばいい?

看護学校の入試願書は、募集要項を確認したうえで、指定された欄に事実を正確に、読みやすく記入します。特に、氏名・住所・学歴などの基本情報は証明書類と一致させ、志望動機は「なぜ看護師を目指すのか」「なぜその学校を選ぶのか」を具体的に書くことが大切です。

学校によって用紙の項目、写真の条件、提出方法、志望理由の文字数は異なります。迷ったときは、一般的な書き方よりも、その学校の募集要項と願書の記入例を優先してください。

看護学校の入試願書を書く前に確認すること

最初に、願書だけでなく募集要項全体を確認します。記入を始めてから条件の違いに気づくと、書き直しや提出遅れにつながるためです。

  • 出願期間と提出方法
  • 願書の提出先と受付時間
  • 使用する筆記具や記入方法
  • 写真のサイズ、撮影時期、服装などの条件
  • 卒業証明書や調査書などの必要書類
  • 志望理由や自己PRの文字数・記入欄
  • 消印有効か、必着か
  • 記入ミスがあった場合の訂正方法

募集要項に「黒のボールペンで記入」「本人が記入」などの指定がある場合は、その指示に従います。指定が見当たらない場合でも、鉛筆や消せるインクではなく、通常の黒いボールペンを求められることがあるため、学校へ確認してから書くと安心です。

入試願書の基本情報は証明書類と同じように書く

氏名、住所、生年月日、電話番号などは、読みやすさだけでなく正確さが重要です。住民票や学校の証明書と表記が異なると、本人確認や書類の照合で確認が必要になる場合があります。

氏名・生年月日

氏名は、戸籍上の漢字や正式な表記で記入します。旧字体・異体字などを使っている場合は、願書の指示に従い、マスからはみ出さないように書きます。

ふりがなは、欄に「ふりがな」とある場合はひらがな、「フリガナ」とある場合はカタカナで書く形式が一般的です。ただし、学校の記入例があればそちらに合わせます。

住所・電話番号・メールアドレス

住所は都道府県から省略せず、郵便物が届く表記で記入します。マンション名や部屋番号の欄が別にない場合は、住所欄に続けて書きます。

電話番号やメールアドレスは、入試に関する連絡を受け取れるものを記入します。メールアドレスの入力欄がある場合は、数字の「1」と英字の「l」など、間違えやすい文字を見直してください。

緊急連絡先

緊急連絡先には、本人以外の連絡先を指定されることがあります。誰の連絡先を書くのか、続柄を記入する必要があるかを確認し、事前に相手へ伝えておきます。

学歴・職歴は時系列と年月をそろえて書く

学歴は、願書の指示に従って中学校卒業から書くのか、高等学校から書くのかを確認します。一般的には、古いものから新しいものへ時系列で記入し、入学・卒業・在学中などの区別を明確にします。

たとえば、記入方法の例は次のとおりです。

  • 20XX年3月 〇〇市立〇〇中学校 卒業
  • 20XX年4月 〇〇県立〇〇高等学校 入学
  • 20XX年3月 〇〇県立〇〇高等学校 卒業

在学中の場合は「卒業見込」、卒業後に職歴がある場合は、学校の指示に従って勤務先や在職期間を記入します。アルバイト歴を書くかどうかは願書の欄や募集要項によって異なるため、記入欄がない場合に無理に追加する必要はありません。

高等学校卒業程度認定試験、転校、休学、退学、大学や専門学校の在籍歴がある場合は、事実と年月が分かるように記入します。判断に迷う経歴を省略せず、募集要項に相談先が書かれていれば学校へ確認してください。

志望動機は「看護師を目指す理由」と「学校を選んだ理由」を書く

志望動機では、看護師を目指すきっかけだけでなく、その学校で学びたい理由まで書くと内容が伝わりやすくなります。次の順番で整理すると、文章を作りやすくなります。

  1. 看護師を目指すようになったきっかけを書く。
  2. その経験から、看護師のどのような役割に関心を持ったかを書く。
  3. 看護師になるために、現在取り組んでいることを書く。
  4. 志望校の教育内容や実習環境など、選んだ理由を書く。
  5. 将来どのような看護師になりたいかを書く。

たとえば、次のように組み立てます。

記入例:「家族の入院をきっかけに、患者だけでなく家族の不安にも寄り添う看護師の姿を知りました。私も相手の気持ちを考えて行動できる看護師を目指したいと考えています。貴校の実習を重視した教育の中で、基礎的な知識と技術に加え、相手と信頼関係を築く力を身につけたいと思い、志望しました。」

この例をそのまま写すのではなく、自分の経験に置き換えてください。身近な人の入院、職業体験、介護や福祉の経験、学校生活で人を支えた経験など、看護に関心を持った具体的な出来事があると内容を深められます。

志望動機で避けたい書き方

「人の役に立ちたい」「安定しているから」「資格を取りたい」だけでは、看護師を目指す理由や学校とのつながりが伝わりにくくなります。これらの考えがある場合は、そう思ったきっかけや、看護師としてどのように役立ちたいのかを続けて書きます。

また、学校案内に書かれている言葉を並べるだけでは、自分の考えが分かりません。学校の特徴に触れるときは、「その学びを通して何を身につけたいか」まで説明しましょう。

写真は願書の条件に合わせて用意する

証明写真は、サイズ、撮影時期、背景、服装、裏面の記名などを募集要項で確認します。写真の条件は学校ごとに異なるため、別の試験で使った写真をそのまま使えるとは限りません。

  • 指定されたサイズか
  • 本人だけが写っているか
  • 正面を向き、顔がはっきり見えるか
  • 帽子やサングラスなどを着用していないか
  • 撮影時期の条件を満たしているか
  • 写真がはがれた場合に備え、裏面へ氏名を書く指定があるか

服装について指定がない場合でも、受験書類に使う写真として清潔感のある服装を選びます。写真を貼る前に、氏名や受験番号を記入する指定がないか確認してください。

資格・取得見込みの欄は正式名称で書く

資格や免許の欄には、募集要項や願書の指示に合わせて正式名称を記入します。取得年月が必要な場合は、証明書などで確認してから書きます。

まだ取得していない資格を記入する場合は、「取得見込み」などの指定された表現を使います。合格していない資格や、受験予定だけの資格を取得済みのように書いてはいけません。

願書の記入ミスを防ぐ手順

願書は、いきなり本番用の用紙へ書かず、下書きと確認をしてから記入します。次の手順で進めると、書き間違いを減らせます。

  1. 募集要項を読み、提出書類・期限・記入方法を一覧にする。
  2. 学歴、職歴、資格の年月を証明書類や手帳で確認する。
  3. 志望動機を別の紙や文書に下書きする。
  4. 願書の記入欄に収まる文字数へ調整する。
  5. 空欄や誤字がないか確認し、本人以外にも読んでもらう。
  6. 本番用の願書へ、指定された方法で丁寧に記入する。
  7. 写真を貼り、必要書類と一緒に提出前の最終確認をする。

訂正方法は、二重線や訂正印を認める学校もあれば、願書の再作成を求める学校もあります。修正液や修正テープを使う前に、募集要項を確認するか、学校の入試担当窓口へ問い合わせてください。

提出前に確認するチェックリスト

提出前は、次の項目を願書と募集要項で照合します。

  • 氏名・生年月日・住所に誤りがない
  • 電話番号とメールアドレスが連絡可能なものになっている
  • 学歴・職歴の年月と表記が正しい
  • 志望動機が指定文字数や記入欄に収まっている
  • 写真のサイズと撮影時期が条件に合っている
  • 記入漏れや押印漏れがない
  • 必要な証明書類がそろっている
  • 封筒の宛先や差出人の書き方が指定どおりになっている
  • 提出期限と「必着」「消印有効」の条件を確認した

郵送する場合は、提出前に願書や同封書類をコピーまたは写真で保存しておくと、後から記入内容を確認できます。オンライン出願の場合も、入力内容の確認画面や受付完了メールを保存しておきます。

看護学校の入試願書は、募集要項に合わせて正確に記入し、志望動機では自分の経験と学校を選んだ理由を具体的に結びつけることがポイントです。まずは募集要項で提出条件を確認し、学歴や資格の年月を整理してから、志望動機を下書きしましょう。