看護学校の入試科目は学校や入試区分によって異なりますが、一般入試では国語・英語・数学を中心に、理科や小論文、面接を加える学校があります。推薦入試や総合型選抜では、学力試験の科目数が少ない代わりに、調査書、面接、小論文、志望理由書などが重視される傾向です。
ただし、同じ看護学校でも募集年度や入試区分によって内容が変わるため、受験校の募集要項で確認する必要があります。
看護学校の一般入試で出やすい科目
一般入試では、次の科目から複数が課されることが多いです。ただし、すべての学校に当てはまるわけではありません。
| 科目 | 出題されることがある内容 | 確認するポイント |
|---|---|---|
| 国語 | 現代文、漢字、語句、読解 | 古文・漢文を含むか |
| 英語 | 文法、長文読解、語彙 | リスニングの有無、出題範囲 |
| 数学 | 数学I、数学Aなど | 数学Iのみか、数学Aも含むか |
| 理科 | 生物基礎、化学基礎など | 科目を選択できるか、指定されているか |
| 小論文 | 医療・看護に関するテーマ、文章課題 | 文字数、試験時間、課題の形式 |
| 面接 | 個人面接、集団面接、面接カード | 面接の評価方法や提出書類 |
たとえば、国語・英語・数学の3科目を課す学校もあれば、国語と数学に加えて理科を選択する学校、学科試験と小論文・面接を組み合わせる学校もあります。
入試区分によって看護学校の科目は変わる
一般選抜
一般選抜は、学科試験の点数を中心に合否を判定する入試です。国語、英語、数学、理科のうち、2~3科目程度が課される場合があります。
学科試験のほかに、面接や小論文を実施する学校もあります。学力試験の科目だけでなく、面接の有無や配点も募集要項で確認しましょう。
学校推薦型選抜
推薦入試では、調査書や推薦書、面接、小論文を重視し、学科試験は基礎確認程度とする学校があります。一方で、推薦入試でも国語や英語などの試験を課す学校があるため、「推薦なら筆記試験はない」とは限りません。
指定校推薦や公募推薦など、推薦の種類によって出願条件が異なることもあります。評定平均、卒業見込み、学校長の推薦などの条件も確認が必要です。
総合型選抜
総合型選抜では、志望理由書、活動報告書、面接、小論文などを通して、看護師を目指す理由や適性を確認することがあります。基礎学力検査や課題提出が必要な学校もあります。
総合型選抜を受験する場合は、学科試験の準備だけでなく、なぜ看護師になりたいのか、なぜその学校を選ぶのかを具体的に説明できるようにしておくことが大切です。
看護大学と看護専門学校で科目は違う?
看護大学と看護専門学校では、入試科目の傾向が異なる場合がありますが、学校ごとの差も大きいため、種類だけで科目を決めつけることはできません。
| 進学先 | 入試科目の傾向 | 注意点 |
|---|---|---|
| 看護大学 | 大学入学共通テスト利用方式や、国語・英語・数学・理科など複数科目の試験がある場合がある | 大学ごとに必要科目と選択科目を確認する |
| 看護専門学校 | 国語・英語・数学を中心に、理科、小論文、面接を組み合わせる場合がある | 学校ごとに科目数や出題範囲が異なる |
看護大学を受験する場合は、大学独自の入試だけでなく、共通テスト利用の有無も確認します。看護専門学校の場合は、数学が数学Iまでなのか、理科が必須なのかといった細かな違いを確認することが重要です。
受験校の入試科目を確認する方法
入試科目を正確に知るには、受験する年度の募集要項を確認します。確認する順番は次のとおりです。
- 受験したい看護学校の公式サイトで、受験年度の募集要項を開く。
- 「募集学科」「入試区分」「試験科目」の項目を確認する。
- 必須科目と選択科目を分けて書き出す。
- 小論文、面接、調査書、志望理由書などの有無を確認する。
- 出願資格、出願期間、試験日、合格発表日もあわせて確認する。
特に注意したいのは、学校案内や前年度の情報だけで判断しないことです。入試科目や出題範囲は変更される可能性があるため、受験する年度の募集要項を基準にしてください。
入試科目が分からないときに確認するポイント
募集要項を読むときは、単に科目名を見るだけでなく、次の条件も確認します。
- 国語に古文・漢文が含まれるか
- 英語にリスニングがあるか
- 数学の範囲が数学Iだけか、数学Aも含むか
- 理科は生物基礎や化学基礎のどちらかを選べるか
- 小論文と作文のどちらが実施されるか
- 面接が個人面接か集団面接か
- 調査書や志望理由書が合否判定に使われるか
「国語総合」「英語コミュニケーション」「数学I」など、科目名が書かれている場合は、その範囲を確認してから勉強を始めます。過去問題が公開されている場合は、問題の形式や難易度を確認すると準備しやすくなります。
看護学校の入試科目に向けた勉強の進め方
まずは志望校の募集要項で、必須科目と試験日を確認します。そのうえで、配点や過去問題が分かる場合は、配点の高い科目や苦手科目から学習計画を立てます。
- 志望校ごとに入試科目、出題範囲、試験日を一覧にする。
- 国語・英語・数学・理科の基礎問題を解き、苦手分野を確認する。
- 過去問題を解いて、時間配分と出題形式を確認する。
- 小論文の練習では、医療や看護に関するテーマを決めて文章を書く。
- 面接では、志望理由、学校を選んだ理由、将来の目標を答えられるようにする。
複数の看護学校を受験する場合は、学校ごとの科目を比較してください。たとえば、数学が必要な学校と不要な学校がある場合でも、受験日や出願条件を含めて全体の計画を立てる必要があります。
看護学校の入試科目は、国語・英語・数学を中心に、理科、小論文、面接を組み合わせる学校が多いものの、全国共通ではありません。最初に受験年度の募集要項を確認し、必須科目、選択科目、面接や小論文の有無を整理してから勉強を始めましょう。







